83. Terminal-Flip Monte Carlo: Accelerating the Convergence of Molecular Dynamics and Alchemical Free Energy Calculations▶ スライドあり
DOI: 10.1021/acs.jctc.6c00177 · 📅 2026年(J. Chem. Theory Comput., in press)
· 計算化学
判断:
Terminal-Flip Monte Carlo(TFMC)はアルケミカルFEP(Free Energy Perturbation)計算における末端回転異性体の不完全なサンプリングを解消するための新しいMCムーブである。0.5 psごとにリガンドの末端回転子(<15ヘビーアトムのフラグメントを持つ回転可能結合)をランダム選択し、sp混成状態に応じた離散角度(sp2-sp2: 180°、sp2-sp3: 60°、sp3-sp3: 40°の均等間隔セット)でCandidate配座を生成し、Metropolis-Hastings基準で受け入れを判定する。提案カーネルが対称であることを数学的に証明し、詳細平衡が厳密に成立することを保証している。
84. Biophysical Considerations for Rational Antibody and ADC Design▶ スライドあり
DOI: null(arXiv:2605.16070) · 📅 2026年5月
· 計算化学
判断:
本論文はPerspective(論説)論文であり、抗体および抗体-薬物複合体(ADC)の開発に計算生物物理学を統合するための包括的フレームワークを提唱する。著者はAlberto Ocana(Hospital Clínico San Carlos/UCM/C-Therapeutics)とJorge R. Espinosa(UCM/Cambridge大/C-Therapeutics)。主要な主張は「全原子MD・粗視化(CG)シミュレーション・自由エネルギー計算という多スケール計算生物物理フレームワークは、ADC開発において大きく活用不足である」という点にある。共役部位・リンカー化学・DAR(薬物抗体比)が臨床効果・毒性・製造適性に与える影響は後期開発段階で顕在化することが多く、…