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📚 2026年5月 月次論文レビュー — 🔬 計算化学

対象期間: 2026-05-01 〜 2026-05-31 このページ: 81〜84 件目 各ボタンは独立したトグル(複数同時ON可)
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81. Structure-Guided Discovery of a Nonpeptidic MT5-MMP Inhibitor▶ スライドあり
DOI: 10.1021/acsmedchemlett.6c00219 · 📅 2026年5月 · 計算化学
判断:
本研究は、アルツハイマー病における新しい治療標的として注目される膜貫通型マトリックスメタロプロテアーゼ MT5-MMP (MMP-24、η-secretase) に対して、世界で初めて非ペプチド系の低分子阻害剤を構造ベース手法で同定したものである。MT5-MMP は β-secretase や γ-secretase と同様にアミロイド前駆体タンパク質 (APP) の processing に関与し、η-CTF や Aη-α、Aη-β といったシナプス毒性に関連する断片を産生するが、ノックアウト動物では Aβ 産生も低下するため、より安全性の高い創薬標的として近年関心が高まっている。しかし MT5-MMP は実験構造が現在まで報告されていないため、阻害剤探索には計算化学的に取り組む必要があった。
📣 MT5-MMP (Alzheimer 標的) の世界初の非ペプチド hit (IC50=6μM) を、ホモロジーモデル+MD+ensemble docking+ZBG focused VS で発見。Glide metal 項の限界を露呈しつつ、carboxylate→hydrox
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82. HEALER (Hit Expansion to Advanced Leads using Enumerated Reactions): A new Method and Computational Tool for Hit to Lead Optimization▶ スライドあり
DOI: 10.26434/chemrxiv.15003011 · 📅 2026年5月(ChemRxiv preprint) · 計算化学
判断:
HEALERはヒットtoリード最適化における類縁体設計を支援するオープンソースの反応ベース分子列挙ツールである。ユーザーが提供したクエリ分子(例えばHTSヒット化合物)に対し、(1)SMARTS反応テンプレートを用いた逆合成的フラグメント化、(2)Tversky類似度による購入可能なビルディングブロックとのマッチング、(3)順方向反応テンプレートによる類縁体再構築、の3ステップで合成的に実行可能な類縁体群を生成する。出力には各類縁体の合成経路(反応IDと試薬情報)と医薬化学的な「drug-likeness」指標(QED, CNS-MPO, STOPLIGHT)が付加される。CPU環境で数秒以内に実行でき、Webアプリケーションとしても公開されている。
📣 HEALER:ヒットtoリード最適化のための反応ベースアナログ列挙ツール。ML不要・CPU数秒で動作、SynFormerと同等の合成容易性・多様性を達成。OSSでWebアプリも提供。 #DrugDiscovery #Cheminformatics
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83. Terminal-Flip Monte Carlo: Accelerating the Convergence of Molecular Dynamics and Alchemical Free Energy Calculations▶ スライドあり
DOI: 10.1021/acs.jctc.6c00177 · 📅 2026年(J. Chem. Theory Comput., in press) · 計算化学
判断:
Terminal-Flip Monte Carlo(TFMC)はアルケミカルFEP(Free Energy Perturbation)計算における末端回転異性体の不完全なサンプリングを解消するための新しいMCムーブである。0.5 psごとにリガンドの末端回転子(<15ヘビーアトムのフラグメントを持つ回転可能結合)をランダム選択し、sp混成状態に応じた離散角度(sp2-sp2: 180°、sp2-sp3: 60°、sp3-sp3: 40°の均等間隔セット)でCandidate配座を生成し、Metropolis-Hastings基準で受け入れを判定する。提案カーネルが対称であることを数学的に証明し、詳細平衡が厳密に成立することを保証している。
📣 Terminal-Flip MC:FEP計算の末端回転異性体サンプリングを2-5倍加速しRMSE改善(JNK1等5系統)を計算コストゼロ増で実現。詳細平衡成立の厳密証明付き。OpenMMに実装済み。 #FEP #MolecularDynamics
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84. Biophysical Considerations for Rational Antibody and ADC Design▶ スライドあり
DOI: null(arXiv:2605.16070) · 📅 2026年5月 · 計算化学
判断:
本論文はPerspective(論説)論文であり、抗体および抗体-薬物複合体(ADC)の開発に計算生物物理学を統合するための包括的フレームワークを提唱する。著者はAlberto Ocana(Hospital Clínico San Carlos/UCM/C-Therapeutics)とJorge R. Espinosa(UCM/Cambridge大/C-Therapeutics)。主要な主張は「全原子MD・粗視化(CG)シミュレーション・自由エネルギー計算という多スケール計算生物物理フレームワークは、ADC開発において大きく活用不足である」という点にある。共役部位・リンカー化学・DAR(薬物抗体比)が臨床効果・毒性・製造適性に与える影響は後期開発段階で顕在化することが多く、…
📣 ADC設計に計算生物物理を!全原子MD・粗視化シミュレーション・SILCSを統合した多スケールフレームワークが共役部位選択・リンカー設計・凝集予測を前臨床段階で加速する。arXiv:2605.16070
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