G-screen: Scalable Receptor-Aware Virtual Screening through Flexible Ligand Alignment

DOI: 10.64898/2026.03.03.707320  |  Published: 2026-03  |  Category: computational_chemistry
ゴール
LBVSの速度とSBVSの受容体認識を両立し、100万化合物超のスクリーニングを単一GPUで数時間に圧縮する。

1背景と課題

仮想スクリーニングはLBVS(速いが受容体非依存)とSBVS / ドッキング(精度高いが計算重い)の二極化が長く課題。 数百万化合物規模のenumerated libraryを扱う際、Glide SP級ドッキングは1ターゲットでも数日〜数週間。 LBVS(ROCS等)はミリ秒級だが、テンプレートと形が似ていても受容体ポケットに入らない化合物を区別できず、 誘導適合(induced fit)が効くキナーゼ・GPCRで失敗が頻発する。

2手法の概要:G-align + 受容体ボクセル

コアアルゴリズムG-alignはテンプレート活性リガンドに被験化合物をflexibleに重ね合わせる。 重ね合わせ過程で受容体ポケットのボクセルマップを制約として与え、衝突する配座をペナルティ化。
Template active ligand G-align flexible 3D fit + pocket voxel Score shape + ESP + clash penalty ProLIF 2nd filter GPU並列実装:1 GPUで100万化合物 / 数時間

3本研究で示したこと

(i) 受容体形状制約付きフレキシブルアライメントというLBVSとSBVSの中間アプローチが実用可能。

(ii) DUD-E と LIT-PCBA で OpenEye ROCS 比 平均 AUC +0.08 の向上を、ドッキング比 1/20 の計算コストで達成。

(iii) 誘導適合が重要なキナーゼ・GPCRでドッキングとの性能差が縮小、フレキシブルテンプレ+クラッシュペナルティの組合せが効くことを示した。

(iv) ProLIF 連携の2段階ワークフローで定量的相互作用フィルタも実装。

4主な結果

(a) ベンチマーク AUC (DUD-E + LIT-PCBA 平均)
0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 ROC AUC ROCS 0.69 G-screen 0.77 Glide SP 0.79 ΔAUC +0.08
G-screen は ROCS から +0.08、Glide SP に近接。中間アプローチの有効性。
(b) 計算コスト vs スクリーニング性能
20× 0.65 0.75 0.85 相対コスト(ROCS=1×) AUC ROCS (0.69, 1×) G-screen (0.77, 1×) Glide SP (0.79, 20×) 1/20 cost, AUC −0.02
Glide SP の精度に近接しつつ計算コストは約 1/20。Pareto の良い側に位置。
(c) スループット:1M化合物の流れ
1,000,000 化合物 G-align (single GPU, ~数時間) Top hit pool (上位 ~10k) ProLIF 2nd filter
100万化合物→アライメント→上位プール→ProLIF相互作用フィルタの2段ファネル。
(d) ターゲットクラス別 AUC ギャップ
0.0 +0.10 +0.20 G-screen − ROCS の AUC 差 Protease +0.05 Nuclear R. +0.06 Kinase +0.10 GPCR +0.12 平均 +0.08
誘導適合が重要なキナーゼ・GPCRで改善幅が大きく、設計仮説と整合。

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