膜タンパク質の機能はリン脂質環境に依存し、特異的脂質結合が配座変調の有力機構とされる。その定量指標である絶対結合親和性を測る汎用実験法は存在しない。pLGICモデルのELICはPOPGに感受性で、クライオEM(PDB 8D66)で脂質様密度が見える。
→ FEPは端点のみサンプルし拡散制約を受けない。柔軟脂質に頑健なCVがあれば全原子ABFEが可能になるはず。
バルクとサイトで別々にリガンドをデカップリング。表在的・柔軟リガンドの結合状態は参照ポーズへのRMSD型CV「DBC」(閾値6Å)で定義。ΔGbind=ΔGbulk+ΔGV+ΔGDBC−ΔGsite。
| 項目 | 本研究 ABFE | 先行 RBFE |
|---|---|---|
| 分解能 | 全原子 | 全原子 |
| ΔGbind (trace) | -9.7±0.8 | -8±3 kcal/mol |
| POPC=POPG結合モード仮定 | 不要(緩和) | 必要 |
| 誤差幅 | 狭い | 広い |
| 計算コスト | 3 µs/replica | — |