構造ベース創薬における生成モデル(DiffSBDD, Pocket2Mol等)はリガンド原子を直接生成するため、歪みエネルギーが極めて高く(中央値 300 kcal/mol超)、生成分子の物理的妥当性が低い。従来のファーマコフォアモデリングは専門家の手動解析やリガンド情報を必要とし、新規ターゲットへの自動適用が困難だった。
→ ポケット構造のみを条件として3Dファーマコフォアを拡散モデルで直接生成し、購入可能化合物ライブラリから安定なヒットを取得
E(3)同変Geometric Vector Perceptron GNNをデノイザーとする1000ステップDDPM。
6タイプ: HBD / HBA / 疎水性 / 芳香環 / 正イオン / 負イオン
訓練データ: CrossDocked2020(Pharmitで抽出したファーマコフォアをGT使用)
中央値歪みエネルギー (kcal/mol) ― 低いほど物理的に安定
歪み補正後 Vina スコア (kcal/mol) ― 低いほど高結合親和性
DUD-E 102ターゲット平均 Enrichment Factor(ファーマコフォアサイズ別)
| サイズ | EF (平均) | 特徴 |
|---|---|---|
| 3 | ≈ 1.1 | 特異性低・ヒット数多 |
| 4 | ≈ 5 | バランス型 |
| 5 | ≈ 12 | 中程度富化 |
| 6 | ≈ 20 | 高富化 |
| 7 | ≈ 28 | 高富化・ヒット減 |
| 8 | ≈ 33 | 最高富化(推奨) |
サイズ大 → EF高・購入可能ヒット数減 のトレードオフ
各手法の性能比較(CrossDocked2020テストセット)
| 指標 | PharmacoForge | Pocket2Mol | DiffSBDD |
|---|---|---|---|
| Vina (orig.) | -9.38 | -11.69 | -10.06 |
| Vina (destr.) | -9.01 | -8.45 | -4.94 |
| CNN Score | 4.98 | 3.68 | 4.06 |
| 歪みエネルギー | 0.05 | 351.5 | 295.7 |
| 適用先 | ユースケース |
|---|---|
| lib/docking | PharmacophorePrefilterでUniDock前段ライブラリ削減 |
| lib/molgen | MolgenYamlスコアラーにファーマコフォアマッチ度追加 |
| lib/docking | Pharmit検索結果をHTVS入力として直接投入 |
PharmacoForge→Pharmit検索→UniDockの3段パイプラインで計算コストと化合物品質を同時最適化