炎症性GPCRであるC5a受容体(C5aR/CD88)は敗血症・喘息・関節炎・神経障害性疼痛・アルツハイマー病・がんなど多くの疾患の創薬標的だが、有望な拮抗薬の開発は難航してきた。非ペプチド拮抗薬の多くは可逆的・競合的作用しか示さず臨床効果が限定的で、後期臨床に到達したのはavacopan(CCX168)のみ。
→ 追加変異なしのC5aR-BRILで2つの三元複合体を結晶化し、構造+ドッキング+HDX-MS+機能アッセイで作用機序を解明
PMX53は7本のTMヘリックス全てとECL2に接触。非ペプチド薬はTM3/4/5表面のアロステリック部位に結合。
apo 26.0°C → 両拮抗薬同時で 46.9°C へ。PMX53とNDT9513727が同時結合し相加的に安定化。
PMX53添加でNDTのlog IC50が-6.76→-7.77へ向上。逆もまた然り(PMX53: -7.78→-8.70)。2部位の存在を裏付け。
4つの非ペプチド薬がTM3/4/5アロステリック部位に化学多様なポーズで結合。共通鍵は保存残基W213(5.49)とのH結合。
→ shape相補性 + W213(5.49)H結合 が設計のcritical factor。