肥満をはじめ多くの疾患は全身の臓器系を撹乱するが、その変化を「マウス丸ごと一匹」のスケールで細胞レベルに定量する解析ツールが欠けていた。組織透明化+ライトシート顕微鏡(LSFM)で全身3D画像は撮れるようになったが、神経のような細長い構造や免疫細胞を全身で定量する画像解析が大きなボトルネックだった。
→ 3D基盤モデルの転移学習+ネットワークグラフ抽出で、全身を一括スクリーニングするMouseMapperを構築
MONAI sliding-window+ZARR/DASKで最大50 TB/マウスをlazy推論。距離正規化(0.1/99.9 percentile)でコントラスト強調。
神経 voxel Dice 0.749、免疫 0.788 でSOTA。再学習なしの外部データでも 0.69–0.71 を維持し汎化性を実証。
肥満で三叉神経・眼窩下枝の端点 -60.7%・エッジ -57.8%・頂点 -57.6%(P≦0.0043)。太さは同等=末梢軸索の伸長欠損。
構造変化が感覚機能とプロテオームに連動し、ヒトでも保存。
→ SERPINA1/A3低下など神経保護経路の変調が、構造障害の分子基盤を示唆。