共有結合阻害剤(KRAS G12C, BTK, EGFR等)は強力かつ選択的な薬理ツールとして近年再評価されているが、計算手法による探索は依然として困難である。既存の共有結合ドッキング(CovDock, AutoDock-GPU等)は反応性ウォーヘッドと求核残基(Cys)の化学モデルを陽に定義する必要があり、標的・ウォーヘッドタイプごとにパラメータを調整しなければならない。
本研究は、AlphaFold3(AF3)のコフォールディング機能を共有結合リガンド発見に初めて体系的に適用し、シーケンスとSMILESのみで共有結合複合体を予測できるかを検証した。
入力はFASTA + SMILESのみ。AF3 diffusionが共有結合修飾残基ごとポーズを生成し、pLDDT / ipTMでランキングする。事前の化学モデル不要。
BTK(Bruton's Tyrosine Kinase, Cys481共有結合標的)に対し、AF3コフォールディングで数百〜数千化合物をスクリーニング。pLDDT/ipTM上位候補を合成・in vitroキナーゼアッセイで評価。
キノームセレクティビティ:他のCys含有キナーゼに対するoff-target抑制率が低く、選択性プロファイル良好。
過半のテストケースが Sub-Å RMSDを達成。
| 適用先モジュール | 提案ユースケース | 優先度 |
|---|---|---|
| lib/docking | AF3CovalentRescorer: UniDock出力の上位N件をAF3で再評価しpLDDT/ipTMで再ランキング | High |
| lib/molgen | MolgenYamlのスコアラーにAF3-pLDDTを組込み、共有結合候補を生成段階でフィルタ | Medium |