マクロサイクルは「undruggable」ターゲットに対する有力な薬剤モダリティとして注目されているが、大環構造と高い構造拘束性が既存ドッキングツールの精度を大きく低下させている。
→ リングサンプリングとドッキングを明示的に分離し、並列処理と物理的再スコアリングを組み合わせることで精度と速度を両立
既存2データセット(Alogheli 48件・Holcomb 96件)+ wwPDB検索137件の合計から問題事例(低解像度・共有結合・クリスタルメイト接触・大環>40重原子)を手動除去。最終的に240件(32ユニークタンパク質)の最大規模手動キュレートデータセットを構築。
Zenodo公開: DOI 10.5281/zenodo.17465692
| 指標 | 閾値 | 成功率 |
|---|---|---|
| リング重原子 RMSD | <1.0 Å | 99.2% (238/240) |
| リング重原子 RMSD | <1.5 Å | 100% (240/240) |
| トーショナル RMSD | <40 deg | 90.0% (216/240) |
コンフォマープール(最大1000件)に正解が含まれることがドッキング成功の前提条件。Prime-MCSはこの前提をほぼ完全に満たす。
| 適用先 | ユースケース |
|---|---|
| lib/docking | UniDockRunnerにマクロサイクルモード追加(ETKDGv3+並列Vina) |
| lib/docking | Zenodo 240件でlib/dockingのマクロサイクルベンチマーク整備 |
| lib/fep | MacroDockポーズをFEP+前段のpose generationとして使用 |
| lib/docking | コンポジットスコア重み最適化(グリッドサーチ+5-fold CV)実装 |
RDKit ETKDGv3(useMacrocycleTorsions=True)がPrime-MCS代替の第一候補