構造ベース創薬のドッキングは、実験的に決定された高分解能タンパク質構造の有無に律速される。配列から3D構造を予測するAlphaFold(AF)モデルでこの律速をどこまで埋められるかを、広く使われるGlideドッキングで体系評価した。
→ FTMapホットスポットでリガンド非依存にボックスを定義し、結合部位未知の創薬現場を厳密に模擬。さらにAF2の確率的生成を逆手にマルチシードアンサンブルで柔軟性を導入
比較対象: AF3 / Boltz-2 の co-folding。リーク除去に PLINDER-PL50 split(2024以降公開・類似度≤50%)で32系の独立テストセットを構築。
FTMap非バイアス(config3)で AF33% > unbound 21%、bound 24%に匹敵。near-correct(≤2.5Å)でもAF top1 36% / top5 58%。
AF単一12%→アンサンブル18%でunbound(15%)を逆転。平均RMSD top1 6.5→5.6Å、top5 5.8→5.0Å。IFD(18.2%)は標準XPアンサンブル(24.2%)に劣後。
| 手法 | 標準 | PLINDER | 時間/lig |
|---|---|---|---|
| AF3 (co-fold) | 78% | 47% | 4878s |
| Boltz-2 (co-fold) | 79% | 52% | 78s |
| Glide XP docking | — | — | 39s |
| Glide SP docking | — | — | 5s |
co-foldingは精度で勝るが、独立テスト(PLINDER-PL50)で near-correct精度が AF3 78→47%、Boltz-2 79→52% と大きく劣化し汎化に課題。