ドッキングベース仮想スクリーニング(VS)は偽陽性率が高く、計算で選抜したヒットを実購入・実験検証する最終段は1化合物あたりのコストが他工程より桁違いに高い。これは物流の「ラストマイル問題」に相当し、無駄の許容範囲が極端に狭い。CACHE Challenge では参加者の多く(#1で23中16, #2で25中20)が確認ヒットを1件も得られなかった。
→ 物理3法+ML7法を統一プロトコルで横比較し、活性が稀な実VSへ統計的に外挿
商用FEP+ではなく公開GROMACSの標準ABFEを高速化。拘束なし設定(r=0.73)で自動化容易。MD: AMBER14SB+GAFF, TIP3P, 298K, PME。
KDEEP/OnionNet-2 が高相関(*訓練重複が主因)。エンドステート法はほぼ無相関で図外。GNINA/RF-Score-VS は定量では弱い。
ABFE/MM/PBSA/Boltz-2/RF-Score-VS は実VS外挿で全10活性回収。旧ML4種(KDEEP/OnionNet-2/Yuel/TopologyNet)はランダム並みで破綻。
定量精度(PDBbind)と識別能(DUD-E)で物理法とMLの優劣が反転した。
| 手法 | PDBbind | DUD-E |
|---|---|---|
| ABFE | r=0.69 | TPR 94% |
| エンドステート | 無相関 | 70-83% |
| 旧ML(KDEEP等) | 高(訓練重複) | 20-38% |
| Boltz-2 | r=0.58 | 81% |
→ ML は訓練に真の非結合体を含まずdomain applicabilityが破綻。GNINA/Boltz-2 のみ end-state 物理法並みに汎化。