LLM を計算化学(材料科学)に統合する agentic システムは増えているが、その多くがドメイン固有ツール・細粒度に分割された専門エージェント・固定ワークフローという「人手の足場(scaffolding)」に強く依存している。これは初期 LLM の限られた自律計画能力を補う妥協だったが、近年のモデル進歩に追従できず、本来の能力を活かしきれていない。
→ 足場を捨て、LLM の推論にツール選択・パラメータ決定・エラー処理を委ねる汎用システムへ
QE(DFT)・MACE(MLP)・LAMMPS(MD)・RASPA3(GCMC) を ASE/pymatgen で統合。granularity と accuracy(eco/standard/pro) で制御。階層知識検索:内部→RAG→例示推論→Web。
Tier I/II は各3回、Tier III は各2回反復で一貫性を確認。LLM は Gemini 3 Flash Preview。Tier I/II 全ケースで効率・厳密性をもって正確に到達。
DFT+U の強い学習バイアスに陥っても、自動改善ループが 1〜2 run で HSE 法へ自律切替し「局所最適」から脱出。Tier III は auto-improve なしで end-to-end 遂行。
→ 文献に確立解がない課題でも HITL なしで遂行。「材料研究に人間介入が必須」という通念に挑戦。